翌日。

何もなかったかのように登校し、自分の席で「ブロンソン妄想(※)」をしていると

モミアゲ長介と、その仲間たちが話しかけてきた。

モミアゲ長介と、その仲間たちは

食屁汚の中学からの同級生で、類まれなるイケメン男子集団である。






※ブロンソン妄想とは!!

自分がカップ焼きそばの麺に絡められたらどんな味になるんだろうか。しおあじか、はたまたいちごミルクか・・・

それともあの子の涙の味か・・・

ブロンソン妄想とは、そんな素敵な妄想である。






森田森森「ぷー! くすくす・・・」

モミアゲ長介「これはこれは・・・ニンジン先生ではありませんか。」

食屁汚(以下、ニンジン)「いぁぁぁ・・・・・あぁぅうい!!」

細木数男「なにこいつ。奇声あげてんだけど」

ニトリル極薄手袋装着マン「こいつテンパるといつもこうじゃん」

ニンジン「ひぃぁあぁ・・・なんすかぁぁ・・・」

モミアゲ長介「おい、ニンジン。目障りなんだよ、お前ら“屁だまりの丘”は。もう学校来るな」

ニンジン「いひぃぃいぃいぃいいい!!」





説明しよう!! 屁だまりの丘とは!!

食屁汚のクラスには屁だまりの丘と呼ばれる、四人のいじめられっ子が存在する。

いつもブツブツと奇妙な独り言をつぶやき続ける闇の住人、枝豆 落敏カ(えだまめ おとしろう) 通称 オタ

ごく普通の見た目なのに、奇行ばかりする変態狂人、門惰眠 苦宙苦宙(もんだみん くちゅくちゅ) 通称 チンタイ

ゲスホモクソデブ、土田舎 欠(どいなか けつ) 通称 りっちゃん

そして変態クソ不細工、可笑刺 食屁汚(おかし たべお) 通称 ニンジン

この四人は群れることはせず、常に孤高の存在としてクラスに君臨している。






森田森森「おい、もういこうぜ。こんな奴と関わりたくない」

モミアゲ長介「そうだな。おい、ニンジン!! わかったか。明日から来るなよ」

乳もませ子「ちょっと、やめなよ長介。かわいそうじゃん!!」



乳もませ子。彼女は類まれなるサセ子感を漂わせている、ちょっとくたびれたヤンキー崩れのクソアマ女子部分である。趣味は園芸。



モミアゲ長介「なんだよ、せ子。こいつの味方しようってのか!!」

乳もませ子(以下、せ子)「そうじゃないけど・・・学校くらい来させてあげればいいじゃない。そんなやつでも、退屈しのぎにはなるじゃない」

モミアゲ長介「それもそうだな・・・おい、ニンジン!学校来てもいいぞ。せ子に感謝するんだな」

ニンジン「ひあぁぁ・・・あざますあざます・・・」

モミアゲ長介「よし・・・それじゃあ、せ子・・・ゲヘヘ・・・あっちいって、いつもの」

せ子「・・・えへへ。いいよ。えへへへ」



そう言うとイケメン集団と乳もませ子は教室の後ろのほうへ行き

何とも不潔なことに!! 平井ケンの顔マネ大会を開催するのであった・・・。


モミアゲ長介「エブリデイ、エブリナイ、ワナキスワナキス!」

細木数男「声出すの反則!!」

せ子「ペナルティーとして爆死」

モミアゲ長介「なんてこったい」





その様子をチラ見しつつ、ニンジンは安堵の表情で

必殺の「キムラニイの中だるみ※」を発動するのであった。



※説明しよう!! キムラニイの中だるみとは!!

「少々のおこめつぶ付いてますよ、あなたのホッペや服や心の中に」と言いながら右乳首をギューッとやることにより

空腹を紛らわすという男の荒業。否、小鳥の様々。










つづく。





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