Sapporo City 北部 某所。

逃げ惑う人々

その中心に、激おこの表情でたたずむ存在 あり。

何を隠そう、その存在こそが

魔人である。



青汁スキスキ魔人 くりんと=無駄毛いっぱい生え―すとうっど「人間ども!! ゆるさんぞ!!」






ドキドキ魔人図鑑 NO.1

青汁スキスキ魔人 くりんと=無駄毛いっぱい生えーすとうっど

 身長163cm 体重38kg
 脇フェチのド変態。美白。
 右の鎖骨の上あたりから一本だけながーい毛(いわゆる宝毛)が生えている。
 青汁は日本産しか認めず、中国産の青汁を見つけただけで激おこになる。
 必殺の青汁ビームは、当たった人に1日分の野菜の栄養を与える。



くりんと「中国産の青汁なんか売りおって!! なに入ってるかわかったもんじゃないぞ!!」

一般人「くそぉ!魔人め!! 中国産だからってなんでも疑えばいいってもんじゃないんだぞ!!」

くりんと「うるさい!! 貴様なんか、健康にしてやる!!」

一般人「うぉおおッ!! やられる前にやってやる!!」




一般人はその辺に落ちていた鉄パイプで、くりんとの頭部をオモックソ叩いた!!

しかし、くりんとにダメージはない。




くりんと「きかねぇぜ。本当はすごい痛いけど・・・ぉぉぉ・・・いってぇ・・・・・・・・・でも、きかねぇって感じのほうがカッコい・・・・・・・・イィィッ・・・・・クッ・・・・・・・・・・」

一般人「効いてんじゃん」

くりんと「きいてねぇって!! すこししか!! ・・・・・・っ・・・・・・・・・ちょっ・・・・・・まって。2分まって」

一般人「・・・・・・・いいよ、もう」





その時!!

三つの飛来物がくりんと付近に着弾!!

驚くくりんと。驚いた表情がまた可愛いんだこの子は。

くりんとは「なにがとんできたのかなぁ、おはぎかなぁ」と思いつつ確認してみると

それはどうやら人のよう。

上半身は地面にめり込んでしまっているが、足をじたばたさせている。

くりんとは「おはぎじゃないなら別にもう興味ないや」と思ったけど

かわいそうだから引っこ抜いてあげることにした。




くりんと「大丈夫か?」

自慢治郎「救急車・・・」

みかん「・・・・・・・・」

ゲロ「かえりたい。死にたい」

くりんと「大丈夫じゃなさそうだな」

一般人「救急車呼ぶか?」

自慢治郎「大丈夫。やっぱ、病院とか怖いし・・・」

みかん「・・・あれ? こいつ魔人じゃね?」

くりんと「そうです、わたしが魔人です」

自慢治郎「うわぁぁぁぁ・・・・・そんな変なおじさんみたいに・・・。ていうか支店長のゲスホモ・・・あの野郎やりやがったな」

みかん「えぇぇええぇえぇえええ・・・・やんの? わたしたちが?」

ゲロ「なんかもう、ため息しか出ない。」

くりんと「そのバッジ・・・お前らもしかして・・・レンジャーか?」

自慢治郎「くそう!! こうなったらやるしかねぇ!! めんどくせぇけど!!」






つづく。








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